新着CD [スペインの合唱音楽]2014/04/20 11:56

スペインの合唱曲集のCDを見つけたので買ってみました。

スペインの作曲家というと皆さんはどなたを思いますか? ルネッサンス期ならビクトリアさんとか、近現代ならブストさん、ピアノがお好きな方ならモンポウさんあたりでしょうか?
本ディスクの収録曲はこちらをご覧いただきたいのですが、ビクトリアさんの作品から始まってデ・パブロさんの作品で終わるという構成で、近現代の曲が多くなっています。
合唱団は Coro Nacional de España ですから、スペイン国立合唱団ともいうべき合唱団でしょうか。ビクトリアさんやゲレーロさんの作品はちょっとロマンティックに過ぎるように感じますが、まずはしっかりした声を聴かせてくれます。聴き物はやはりデ・パブロさんの三つの宗教的断章でしょう。3曲で4分ちょっとの短い曲で、トランペットとトローンボーンが入ります。

マルタン:二重合唱のためのミサの原典版登場2014/04/20 21:05

Bärenreiter社よりマルタン(Frank Martin)の二重合唱のためのミサ(Messe pour double Choeur a cappella)の原典版(Urtext)が出版されました。

Bärenreiter社のインフォメーションはこちら

今まで使用されていた楽譜を、自筆譜をもとに校訂しなおしたとのことです。日本を含めあちこちで演奏、録音されている名曲ですから、どこが変わっているか気になりますね。

Per Norgard さんの合唱作品集 (CD)2014/04/23 22:46

 Nørgårdさんの合唱曲というとまず最初に頭に浮かぶのは「Wie ein Kind ~子供のように」ですが、今回の録音には含まれておらず、それよりもより最近の合唱曲が中心に録音されています。演奏はArs Novaなので◎なのですが、最初にArs NovaでWie ein Kindを聞いた(CD)ときの衝撃はなかったなぁ。(1999-10-17 記)

CDのトラックデータはこちらをご覧ください。

Dale Warland Singers のCD2014/04/25 21:47

 アメリカの実力派合唱団 The Dale Warland Singers によるアレグリと、20世紀の作曲家の手による宗教合唱曲を集めた1枚。いい曲だけど、どの曲も日本でも良く演奏される曲で、これらをこの合唱団が歌う意味はどこにあるの? と勝手に思ってしまう。この合唱団なら今のアメリカの合唱曲を聴きたいな。(でも合唱をやっている人になら受けそうな選曲。だからおいらも買っている(^_^;))(2000年5月22日記)

このCDの収録曲はこちらをご覧ください。

Seattle Choral Company の CD2014/04/26 21:39

 ペルトやグレツキ、タヴナーといったはやりの作曲家の他に David Griffiths や David Hamilton といったニュージーランドの作曲家の作品が含まれていることが珍しいですね。シアトルとニュージーランドって近いのだろうか? 特に David Hamilton の曲は2本のホルンを伴う合唱曲で、非常に伸びやかで美しい佳品だと思います。神戸中央合唱団が定期で演奏していましたが、ホルン吹きさえ見つかれば、レパートリーに加えていい1曲だと思います。 (2000年5月8日記)


収録曲はこちらをご覧ください。


14年ぶりに聴きなおして、結構いいCDだなと改めて思いました。選曲のセンスがいい。ヒーリング系のタヴナー、ペルト、グレツキに、ニュージーランドのグリフィスとハミルトン、アメリカのバーキーと、モラン、それにちょっとばかし古いところでホルストが2曲とビープルのアヴェ・マリア。演奏もしっかりしているしね。