久しぶりに2006/07/24 22:40

なんだか久しぶりだなぁ。ブログのログインパスワードも忘れちゃって再発行してもらうくらいだから。性格的に毎日書くなんてことはできないんだと思った。

 さて、最近、リゲティさんや岩城宏之さんの訃報がありましたが、フィンランドのErik Bergman(エリク・ベルイマン [と読むと思う])も今年(2006年)にお亡くなりになっていました。リゲティさんと比べると知名度はさすがに少し下がりますが、フィンランドを代表する作曲家の一人であったと思います。
 そして、Bergmanさんは現代の作曲家にはめずらしく、合唱という分野を創作の基盤におくという作曲家なのでした。もちろんトラディショナルな形での作品もありますが、グラフィックな記譜の作品もありますし、多くは複雑なテクスチャを持った作品を書いています。同じく合唱を創作の基盤とする、所謂合唱作曲家とは一味違った作曲家だったと言えるでしょう。
 私が始めてBergmanさんの作品を聴いたのは、ヘルシンキ大学男声合唱団の来日公演だったと思います。今から30年近く前かな。ヘルシンキ大学男声合唱団は10数年前にも来日していますが、その時はBergmanさんの作品は演奏したかどうか忘れちゃった。日本人好みの作品じゃないせいか、日本の合唱団はほとんど演奏しないですね。難しいし、派手なところがあまりなくて、どちらかというと地味な印象の曲が多いし。それに、アカペラの曲もありますが、チェレスタだのなんだのとなじみの薄い楽器を伴った曲も多いのでね。
 Finlandiaレーベルから、混声合唱曲を集めたCDと、男声合唱曲を集めたCDが出ているので、初期から中期くらいまでの作品は聴くことができますが、後期の作品はほとんど録音されていないんじゃないかな。
 男声合唱曲はまとまった形で楽譜が出版されているので、そのうち、どこかの合唱団がやるかもしれませんね。

 謹んでご冥福をお祈りいたします。

 -合掌-

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