暇だったら聞いてみて(男声合唱) ― 2021/05/04 10:58
高校時代に一緒に合唱していた友人で、今でも男声合唱をしている奴に送ったメールです。
コロナ禍で練習ができなくなって、また発表の場もなくなっているだろうから、どんな風にして過ごしてかなぁと思って。ここで紹介しなかったら一生聞くことのないだろう曲を聴いてみてとメールしました。
==========
もし暇しているようなら、聞いてみてください。名曲ではないけれども、ここで聞かなかったらおそら く一生聞くことがないような曲だから。
(1) Sure On This Shining Night / Jay Giallombardo 作曲
https://www.youtube.com/watch?v=V_WimyX3gC4
Jay Giallombardo はバーバーショップスタイルのアレンジャーとして有名みた いですが、この曲はオリジナル。シンプルな作りで男声合唱の気持ちよさがある よね。楽譜は作曲者のウェブサイトから注文するようです。台湾の男声合唱団も youtubeにアップしているよ。
https://www.youtube.com/watch?v=RcDx07zFZBg
(2) Ave Maria-Scarborough Fair / Paul Chihara 作曲
https://www.youtube.com/watch?v=a4Rl98IFULo
日系アメリカ人の方。アメリカの映画やテレビの音楽を手掛けている人みたいで す。Ave Mariaの中に耳になじんだScarborough Fairの一部が挿入される作り。なぜか最後に不確定なグリッサンドがあって終わります。
出版はニューヨークのPeters。
(3) 5 Russian folksongs / Modest Mussorgsky 作曲
2. https://www.youtube.com/watch?v=Fp5V3g4JR1o
3. https://www.youtube.com/watch?v=HurhZYZahis
3. https://www.youtube.com/watch?v=jEqGO994pjU
4. https://www.youtube.com/watch?v=NMivCwLgM5E
五つのロシア民謡とあるけど、5曲目は未完。1曲目は音源が見つかりませんでし た。日本人がいだくロシア民謡のイメージより土臭い感じ。言葉がわかればなぁ。ロシア語(発音)の楽譜はCarusから 出ています。
(4) Axuri Beltza / Javier Busto 編曲
https://www.youtube.com/watch?v=Opr17vTYO58
Busto の男声合唱曲で日本で演奏されるのは Tokyo male choir KuuKai が委嘱 した 4 Cantos Penitenciales くらいかと思うけど、こんな民謡編曲はいかが? 混声版はたまに演奏されるけど、男声版は珍しいよ。
出版は bustovega。
(5) Ramkali / インドのラーガ Ethan Sperry 編曲
https://www.youtube.com/watch?v=xlo1SepakP8
西洋音楽の枠から外れた男声合唱。と言っても編曲の過程で西洋音楽の枠内に取り込ま れているわけだけどね。最初のページだけ出版社のサイトから見ることができ ます。
http://earthsongschoralmusic.com/media/pdf/spe.ramkali.pdf
(6) Zikr / Allah-Rakha Rahman 作曲 Ethan Sperry 編曲
https://www.youtube.com/watch?v=SUt-0FVwt3I
(5)と同じシリーズ。こちらはインドの映画の主題歌だか、挿入歌。
楽譜には打楽器の指定がな いけど、動画のように打楽器が入るとなお面白くなるね。こちらも最初のページだけ出版社のサイトから見ることができ ます。
http://earthsongschoralmusic.com/media/pdf/spezikrsatb.pdf
(7) Wedding Qawwali / Allah-Rakha Rahman 作曲 Ethan Sperry 編曲
https://www.youtube.com/watch?v=ksqQvKhiGkA
(6)と同じ組み合わせでミュージカル「ボンベイ・ドリームス」の劇中歌。
上の演奏はシンプルな形だけど、下の演奏はいかにもミュージカルって感じかも。
https://www.youtube.com/watch?v=aeePICX34h8
最初のページだけ出版社のサイトから見ることができ ます。
http://earthsongschoralmusic.com/media/pdf/S-365%20Wedding%20Qawwali%20[TTBB].pdf
(5)(6)(7)はpanamusicaさんに在庫があるようです。
それではまたね。
コロナ禍で練習ができなくなって、また発表の場もなくなっているだろうから、どんな風にして過ごしてかなぁと思って。ここで紹介しなかったら一生聞くことのないだろう曲を聴いてみてとメールしました。
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もし暇しているようなら、聞いてみてください。名曲ではないけれども、ここで聞かなかったらおそら く一生聞くことがないような曲だから。
(1) Sure On This Shining Night / Jay Giallombardo 作曲
https://www.youtube.com/watch?v=V_WimyX3gC4
Jay Giallombardo はバーバーショップスタイルのアレンジャーとして有名みた いですが、この曲はオリジナル。シンプルな作りで男声合唱の気持ちよさがある よね。楽譜は作曲者のウェブサイトから注文するようです。台湾の男声合唱団も youtubeにアップしているよ。
https://www.youtube.com/watch?v=RcDx07zFZBg
(2) Ave Maria-Scarborough Fair / Paul Chihara 作曲
https://www.youtube.com/watch?v=a4Rl98IFULo
日系アメリカ人の方。アメリカの映画やテレビの音楽を手掛けている人みたいで す。Ave Mariaの中に耳になじんだScarborough Fairの一部が挿入される作り。なぜか最後に不確定なグリッサンドがあって終わります。
出版はニューヨークのPeters。
(3) 5 Russian folksongs / Modest Mussorgsky 作曲
2. https://www.youtube.com/watch?v=Fp5V3g4JR1o
3. https://www.youtube.com/watch?v=HurhZYZahis
3. https://www.youtube.com/watch?v=jEqGO994pjU
4. https://www.youtube.com/watch?v=NMivCwLgM5E
五つのロシア民謡とあるけど、5曲目は未完。1曲目は音源が見つかりませんでし た。日本人がいだくロシア民謡のイメージより土臭い感じ。言葉がわかればなぁ。ロシア語(発音)の楽譜はCarusから 出ています。
(4) Axuri Beltza / Javier Busto 編曲
https://www.youtube.com/watch?v=Opr17vTYO58
Busto の男声合唱曲で日本で演奏されるのは Tokyo male choir KuuKai が委嘱 した 4 Cantos Penitenciales くらいかと思うけど、こんな民謡編曲はいかが? 混声版はたまに演奏されるけど、男声版は珍しいよ。
出版は bustovega。
(5) Ramkali / インドのラーガ Ethan Sperry 編曲
https://www.youtube.com/watch?v=xlo1SepakP8
西洋音楽の枠から外れた男声合唱。と言っても編曲の過程で西洋音楽の枠内に取り込ま れているわけだけどね。最初のページだけ出版社のサイトから見ることができ ます。
http://earthsongschoralmusic.com/media/pdf/spe.ramkali.pdf
(6) Zikr / Allah-Rakha Rahman 作曲 Ethan Sperry 編曲
https://www.youtube.com/watch?v=SUt-0FVwt3I
(5)と同じシリーズ。こちらはインドの映画の主題歌だか、挿入歌。
楽譜には打楽器の指定がな いけど、動画のように打楽器が入るとなお面白くなるね。こちらも最初のページだけ出版社のサイトから見ることができ ます。
http://earthsongschoralmusic.com/media/pdf/spezikrsatb.pdf
(7) Wedding Qawwali / Allah-Rakha Rahman 作曲 Ethan Sperry 編曲
https://www.youtube.com/watch?v=ksqQvKhiGkA
(6)と同じ組み合わせでミュージカル「ボンベイ・ドリームス」の劇中歌。
上の演奏はシンプルな形だけど、下の演奏はいかにもミュージカルって感じかも。
https://www.youtube.com/watch?v=aeePICX34h8
最初のページだけ出版社のサイトから見ることができ ます。
http://earthsongschoralmusic.com/media/pdf/S-365%20Wedding%20Qawwali%20[TTBB].pdf
(5)(6)(7)はpanamusicaさんに在庫があるようです。
それではまたね。
シェルシの合唱作品集(CD) ― 2016/05/22 07:12
昔に購入したCDを聴きなおしています。今日はジャチント・シェルシの合唱作品集。20年近く前に購入したものです。
まずは当時の感想から。
=====(ここから)=====
孤高(?)の作曲家シェルシの無伴奏(一部打楽器付きあり)の合唱曲集。歌っているのがNew London Chamber Choirってのがちょっと悲しいけど、こうやって纏められるのはうれしい。自分がシェルシの名前を初めて知ったのはアンサンブル・アークの演奏会のチラシで、その時、武満さんの雨の呪文も演奏されていて、だからシェルシはなぜか雨の呪文と結びついているのです。それにシェルシの曲って、なんとなく呪文ぽいじゃないですか。 (1999-7-20)
=====(ここまで)=====
収録曲はこちらです。
上記を書いた当時は女声が薄っぺらい気がしていたのですが、聴きなおしてみるとそうでもないなぁと思いました。同時期に聴いたクセナキスの録音でそう感じたのが思い込みになっていたのかも。
ところでシェルシの合唱作品には2つの流れがあって、一つはグレゴリオ聖歌を思わせるような三つのラテン語聖歌やアンティフォーナといった作品。もう一つは微分音の揺らぎが印象的なそのほかの作品。
作曲年代順に並べてみると、
3 Canti popolari (1958)
3 Canti sacri (1958)
Yliam (1964)
TKRDG (1968)
Antifona (1970)
3 Latin Prayers (1970)
Sauh I/II/III/IV (1973)
となって、Antifona と 3 Latin Prayers は同時期に作曲されていることがわかります。この時期、なにか触発されるものがあったのかも。そのあたりは合唱以外の作品も聞いてみないとわかりませんね。
まずは当時の感想から。
=====(ここから)=====
孤高(?)の作曲家シェルシの無伴奏(一部打楽器付きあり)の合唱曲集。歌っているのがNew London Chamber Choirってのがちょっと悲しいけど、こうやって纏められるのはうれしい。自分がシェルシの名前を初めて知ったのはアンサンブル・アークの演奏会のチラシで、その時、武満さんの雨の呪文も演奏されていて、だからシェルシはなぜか雨の呪文と結びついているのです。それにシェルシの曲って、なんとなく呪文ぽいじゃないですか。 (1999-7-20)
=====(ここまで)=====
収録曲はこちらです。
上記を書いた当時は女声が薄っぺらい気がしていたのですが、聴きなおしてみるとそうでもないなぁと思いました。同時期に聴いたクセナキスの録音でそう感じたのが思い込みになっていたのかも。
ところでシェルシの合唱作品には2つの流れがあって、一つはグレゴリオ聖歌を思わせるような三つのラテン語聖歌やアンティフォーナといった作品。もう一つは微分音の揺らぎが印象的なそのほかの作品。
作曲年代順に並べてみると、
3 Canti popolari (1958)
3 Canti sacri (1958)
Yliam (1964)
TKRDG (1968)
Antifona (1970)
3 Latin Prayers (1970)
Sauh I/II/III/IV (1973)
となって、Antifona と 3 Latin Prayers は同時期に作曲されていることがわかります。この時期、なにか触発されるものがあったのかも。そのあたりは合唱以外の作品も聞いてみないとわかりませんね。
Seattle Choral Company の CD ― 2014/04/26 21:39
ペルトやグレツキ、タヴナーといったはやりの作曲家の他に David Griffiths や David Hamilton といったニュージーランドの作曲家の作品が含まれていることが珍しいですね。シアトルとニュージーランドって近いのだろうか? 特に David Hamilton の曲は2本のホルンを伴う合唱曲で、非常に伸びやかで美しい佳品だと思います。神戸中央合唱団が定期で演奏していましたが、ホルン吹きさえ見つかれば、レパートリーに加えていい1曲だと思います。 (2000年5月8日記)
収録曲はこちらをご覧ください。
14年ぶりに聴きなおして、結構いいCDだなと改めて思いました。選曲のセンスがいい。ヒーリング系のタヴナー、ペルト、グレツキに、ニュージーランドのグリフィスとハミルトン、アメリカのバーキーと、モラン、それにちょっとばかし古いところでホルストが2曲とビープルのアヴェ・マリア。演奏もしっかりしているしね。
収録曲はこちらをご覧ください。
14年ぶりに聴きなおして、結構いいCDだなと改めて思いました。選曲のセンスがいい。ヒーリング系のタヴナー、ペルト、グレツキに、ニュージーランドのグリフィスとハミルトン、アメリカのバーキーと、モラン、それにちょっとばかし古いところでホルストが2曲とビープルのアヴェ・マリア。演奏もしっかりしているしね。
Dale Warland Singers のCD ― 2014/04/25 21:47
アメリカの実力派合唱団 The Dale Warland Singers によるアレグリと、20世紀の作曲家の手による宗教合唱曲を集めた1枚。いい曲だけど、どの曲も日本でも良く演奏される曲で、これらをこの合唱団が歌う意味はどこにあるの? と勝手に思ってしまう。この合唱団なら今のアメリカの合唱曲を聴きたいな。(でも合唱をやっている人になら受けそうな選曲。だからおいらも買っている(^_^;))(2000年5月22日記)
このCDの収録曲はこちらをご覧ください。
このCDの収録曲はこちらをご覧ください。
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