ユルゲン・ユルゲンスとモンテヴェルディ合唱団2009/03/17 22:41

 古いCDですが、ユルゲン・ユルゲンス指揮、ハンブルグ・モンテヴェルディ合唱団がロマン派の作曲家によるピアノ伴奏や無伴奏合唱曲を歌ったCDを手に入れました。1988年のCDだからもう20年以上も前のCDです。シューマンやレーガー、メンデルスゾーンにシューベルト、ブラームスといった大作曲家にまじって、ハウプトマンの曲も数曲含まれていて、それがちょっとうれしいですね。ハウプトマンなんてなかなか聞くチャンスがないですし。

 収録曲はこちらをご覧下さい。

古臭い録音ではありますけれど、音楽の骨格がしっかりしているのが好印象。実はこの演奏グループは、LP時代に、ダラピッコラの「囚われ人の歌」だの、ペラガルロの「深き淵より」だの、ペトラッシの「ナンセンス」だのを歌った録音があって、その時はちょっと声が暗いかなぁという印象があったんです。でも当時はダラピッコラやペラガルロの録音はそれぐらいしかなくて、何度も聞いたものでした。それで懐かしくなって買ってしまったんですね。ロマン派の合唱曲をまとめて聴くのは久しぶりだなァ。
 ユルゲン・ユルゲンスさんは1994年にすでにお亡くなりになられています。一番の仕事は合唱団の名前の元であるモンテヴェルディ作曲の「聖母マリアの夕べの祈り」とのことです。こちらはNAXOSのページで試聴できるようですし、その他にもシュッツの「十字架上の七つの言葉」や「ルカ受難曲」の録音は現役で手にはいるようですね。お亡くなりになられてからはや15年。それでもこうやって録音が残っているというのはすばらしい演奏家という証拠なのでしょう。

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