ミシュキニスのプーランクとデュリュフレ2006/10/08 09:26

 ちょっと録音が古いんですが、リトアニアの作曲家ミシュキニス[Miškinis, Vytautas]さんが指揮したPoulencとDurufléの合唱曲のCDを見つけたので買ってみました。収録曲はこちらをご覧下さい。
 歌っている合唱団はAzuoliukas合唱団で、1959年に創設されたAzuoliukas少年合唱団で歌っていたOBの合唱団です。だから男声合唱団。ミシュキニスさん自身も7歳の時からこの少年合唱団のメンバーだったとか。
 実力的には下手じゃないけど、それほど上手くもないかなってところ。アマチュアの合唱団としては十分なレベルでしょう。ただ、録音がエコーかかりすぎって感じで、これはちょっとねぇ。デュリュフレのミサでオルガンを使っているから、どこかの教会かと思われます。(クレジットは無し)コンサートホールだったら、このエコーはディレクターの趣味悪しってぐらいです。(それともエコーで助けてる?)
 あとプーランクは、音価の短い音へ跳躍で上がったり下がったりするところが、大体外れる。聞き飛ばしてしまえばなんてことはないけど、有名な曲なので、つめの甘さを感じますし、ミシュキニスさんの、休符やそこに向かってのリタルダンドの感覚がもうちょっとゆっくりやってって思いました。エコーかかりすぎだから、聞くほうはそう思うのかもしれません。
 デュリュフレの4つのモテットでは、前述した少年合唱団が加わります。ちょっと変ったところでは、Tota pulchra esは、女声(少年)ではなく、男声で歌っているところかな。1オクターブ違うだけで、ずいぶん音像が違ってきますね。それから、このモテットでは通常の演奏順から2曲目と3曲目を入れ替えています。何か思うところがあったのでしょうか。

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