選曲は大変だ その52009/03/14 22:57

8人で歌えるピアノ付きの女声合唱曲。さて何にしよう~♪ って、困っちゃうんだよね~。ピアノ付をメインにするか、無伴奏をメインにするかで推薦する曲も変ってくるんだけどね。

最初に思いついたのは、アンジェラ・アキさんの「手紙」昨年のNHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲ですね。アンジェラさん自身も録音しているし。この曲が合唱というメディアに最適かどうかは別として、アンジェラさんが歌うと、ホントじんっ!ときてしまいます。この曲は中学生が歌うのが定番なんだろうけど、おいらはアンジェラさんくらいのお姉さん、お兄さんが中高生に向けて歌う曲だと思っているのですが。今回の合唱団は40代の女性たち。ちょうど中高生の子供がいてもおかしくないくらいの年代ですよね。それなら親から子供に向けて歌うという形でもいいのではないかと。一つの曲がいろいろな角度から光を当てられて輝くのは、その曲がいい曲であるという証拠じゃないでしょうか。中学生が歌うテンポより、ちょこっとだけ遅くして、音色も大人の女性の声にして。いかがでしょう?
そうしたら、Nコンの課題曲つながりで、オマケに森山直太朗さんの「虹」とか、松下耕さんの「信じる」。う~む、続けて聞いてみると、松下耕さんの曲はやはり合唱合唱してるなって思うよ。長調が続いたから、もう1曲は荻久保さんの「砂丘」なんていかがでしょうか?Nコンの課題曲ってほとんどパート分割がないからね。

そのほかには、中田喜直さんの女声合唱曲を幾つか。「美しい訣れの朝」「蝶」などの曲があるけど、やはり8人じゃなくてもう少し多い人数で歌ってほしいので、それはやめて、初期の合唱曲を。古めかしいなんて言ってはいけません。メロディー、ハーモニー、語感など汲めども尽きぬ魅力があると思うよ~。
あとはもっと古い柴田南雄さんの「三つの女声合唱曲」。この曲はホント名曲だと思っているのだけれど。楽譜が絶版でいまではほとんど歌われていないだろうなぁ。でも8人じゃちょっと苦しいか。
それから清水脩さんの「四つの女声合唱曲 ~柳河風俗詩から」。こちらもいい曲だと思うんだけどなァ。ちょっと古すぎ? いえいえ、音の多さや、和音の複雑さは曲の良し悪しには関係ありません!
新しいところでは8人ってことを考えて、信長さんの「思い出すために」はいかがでしょう?ハモル喜びはちょっと味わえないかもしれないけれど、歌う喜び、音楽を作る喜びは十二分に味わえますよ。

合唱曲は星の数ほどあるけど、ズバリっていうのはなかなか見つからないね。

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